
紀州技研工業は、プリントヘッド開発部、インク開発部、を擁し、「インクジェットヘッド」、「インクジェット用インク」、「インクジェット制御システム」 を総合的に開発できるメーカーとして、産業用インクジェット装置を開発、市場へ提供してきました。
これまで培ってきたインクジェット開発技術を応用し、新たに、電子回路や配線を非接触で形成するプリンテッドエレクトロニクス用のインクジェット装置WM5000を開発、2014年6月に販売を開始しました。
お客様の開発案件に適した配線パターンの試作から描画装置まで、トータルでプリンテッドエレクトロニクス用インクジェットシステムをご提案いたします。
紀州技研工業で開発したプリンテッドエレクトロニクス用インクジェットシステムを用いて作製したサンプルの例
インクの焼成温度に耐えられる基材に対し、金属ナノ粒子インクを用いて任意の回路を形成することができます。
ガラス基板上に銀ナノ粒子インクを用いてLED回路を作製した例。
RFIDに使用されるアンテナの試作が可能。インクジェットは非接触描画のため、管理対象物に直接アンテナを描画することも出来ます。
HF帯のコイルアンテナの試作例。UHF帯、VHF帯のアンテナ作製・通信実績もあります。
紀州技研工業のインクジェットプリンターWM5000は、シングルノズルヘッドによる金属ナノインクの安定した吐出により、細線印刷や重ね描きによる厚膜印刷が可能となっております。試作に適していますが、シングルノズルヘッドのため印刷速度が遅く、大面積印刷や大量生産には向いておりません。 (印刷可能範囲100×60mm以下)