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技術情報 Q&A(ローラーコーダー(捺印機)について)

基本的な仕組みはどうなっていますか?

基本型は、マーキングロールとインクロールを可動アームで支えた形です。マーキングロールにゴム印をセットし、ライン上にセットしておきます。捺印対象物との摩擦力で回転し、捺印後、ゴム印は自動的に戻ります。インクは、インクロールから、回転の度にゴム印に供給されます。マーキングロールやインクロールのサイズをはじめ、様々なバリエーションがあり、どのような使用方法にも対応できるのが弊社のローラーコーダーシリーズです。

どんな種類があるのですか?

下の表にまとめてみました。

箱物製品 型 名
側面(上・底面) 動力式 固定ゴム印 RTMM
ナンバリング NRTM
摩擦回転式 固定ゴム印 標準型 TQRT
エアシリンダー付 RTA
小型 MRM
小型エアシリンダー付 RMA
薄型用 RTP
薄型エアシリンダー付 RTPA
ナンバリング 標準型 NRT
エアシリンダー付 NRTA
ブレーキ付 NRTB
外部信号型 NRTC
前面・後面 固定ゴム印 FTMF/MB/
RBTRFT
ナンバリング NF/NB
シート状製品 型 名
バネ式 RTB
エアシリンダー式 RTBA

※この他にもたくさんの機種を用意しています。詳しくはお問合せください。

ゴム印の種類にはどんなものがありますか?

大きく分けて、英数字1つずつのゴム印をセットして使う活字タイプと、ロゴなどを専用ゴム印に彫ったスタンプタイプがあります。専用ゴム印をマジックテープで取付けるタイプは、Cタイプと呼んでいます。活字タイプは、専用タイプマガジンに取付ける、小型用のMタイプ、普通用のTタイプ、ロールにマジックテープで取付けるタイプベースに取付けるため、Cタイプと共用可能なBタイプと3種類あります。詳しくは、 カタログダウンロードページ「ローラーコーダー ゴム印カタログ」をご覧ください。

インクの種類にはどんなものがありますか?

インクは、インクロールに初めからセットされている使い捨て型と、補充して使用する補充型があります。インクは大きく分けて、浸透型と蒸発型があります。段ボールには浸透型が適しています。弊社では品番「S2-30」の各色を、段ボール用の標準としています。プラスチック、金属などの浸透しない材質のものに捺印するには、蒸発型のインクを使用します。品番、色などは、カタログダウンロードページ「ローラーコーダーインクカタログ」をご覧ください。弊社では、様々な用途に適正に応じて使い分ける特殊インクも、たくさんご用意しています。ぜひご相談ください。

インクの補充はどうするのですか?

インク・インクロールは、弊社にご用命ください。インクは補充型ラバーロールに補充するため、容器入りで販売しています。補充用インクロールも消耗してきますので、その場合はインクロールを交換します。あらかじめ、相当量のインクを含浸させた状態でお届けしますので、インクロール交換後、すぐに使用することができます。使い捨て型のインクロールは、ロールにあらかじめインクを練りこんであります。インクロール容器入りでお届けしますので、順次交換してご使用ください。

インクの使用量はどれくらいですか?

0.3㎡/ccです(但し、ゴム印のあて方で多少ずれが生じることがあります)。

インクの色は変更できますか?

インクロールを交換することで、インクの色は自由に選択できます。同じ種類のインクにご希望の色がない場合もありますので、弊社までご相談ください。弊社指定インク以外のインクでは、うまく印字できませんので、あらかじめご了承ください。

ゴム印で、Mタイプというのはどういうものですか?

Mタイプは、小型マーキングロールをもった機種用です。活字タイプのゴム印は、1個ずつ、マーキングロールの円周にそった曲面になっています。この円周の小さいものがMタイプです。このタイプのゴム印は、上下にはさみ込む溝を持ったタイプマガジンに取付けて使用します。この取付け方法は、捺印中の脱落の心配のない、しっかりとした方法です。ゴム印は1字ずつ自由に交換できますので、日付、ロットナンバーなどの捺印に便利です。詳しくは、カタログダウンロードページ「インクロール ゴム印カタログ」をご覧ください。

ゴム印で、Tタイプというのはどういうものですか?

Tタイプは、標準的な活字タイプのゴム印です。Tタイプのゴム印は、1個ずつ、マーキングロールの円周にそった曲面になっています。標準タイプのマーキングロール用がTタイプです。このタイプのゴム印は、上下にはさみ込む溝を持ったタイプマガジンに取付けて使用します。この取付け方法は、捺印中の脱落の心配のない、しっかりとした方法です。ゴム印は1字ずつ自由に交換できますので、日付、ロットナンバーなどの捺印に便利です。詳しくは、カタログダウンロードページ「インクロール ゴム印カタログ」をご覧ください。

ゴム印で、Bタイプというのはどういうものですか?

タイプベースと呼ばれる溝付のベースの溝にはめ込む、活字タイプのゴム印です。タイプベースは、マーキングロール固定のものと、Cタイプと共用できる、マジックテープで取付けるものとがあります。取付けはM、Tタイプより簡単ですが、ゴム印のサイズによっては、しっかり取付けないと脱落することがあります。タイプベースを脱着できるタイプでは、予備のタイプベースを使用することで、ゴム印の交換をすばやく行うことができます。詳しくは、カタログダウンロードページ「インクロール ゴム印カタログ」をご覧ください。

ゴム印で、Cタイプというのはどういうものですか?

マーキングロールに直接、マジックテープで装着するタイプのゴム印です。ゴム印は一体型で特注製作しますので、ロゴなどの大面積の印字や、特殊な文字も自由に捺印できます。ご注文は弊社にて承っております。一体型ですので、日付、ナンバーの捺印はできません。これらを同時に捺印するときは、タイプベースをCタイプと同様に取付け、Bタイプゴム印(活字タイプ)を併用してください。捺印位置などは自由に設定できます。詳しくは、カタログダウンロードページ「インクロール ゴム印カタログ」をご覧ください。

頻繁に捺印する内容を変更したいのですが?

ゴム印式の捺印機は、印字品位が良好で、コストパフォーマンスに優れていますが、ゴム印交換に時間がややかかります。ゴム印の交換にラインを長時間とめられないときは、マーキングロールごと交換、タイプベースの交換(Bタイプ)などの方法をとってください。詳しくは、カタログダウンロードページ「インクロール ゴム印カタログ」をご覧ください。また、こうした場合は、コンピュータによって簡単に印字内容を変更できる、インクジェットプリンターの採用をご検討ください。

日付やロットナンバーはどうして設定するのですか?

ローラーコーダー(捺印機)は、ロゴなどを掘り込んだ特製のゴム印を使用する以外は、基本的に活字タイプのゴム印を組み合わせて使います。サイズは、文字高さ3、4、6、8、10、12、16、19、24mmの9種類を用意しています。文字種は「1~0、A~Z」の英数字の他、「’,.-」の記号、「製造」、「賞味」、「期限」 、「賞味期限」、「品質保持」、「使用」、「有効」、「年」、「月」、「日」などの漢字をご用意しています(漢字はそれぞれ一体です)。ゴム印の購入は1ヶ単位で可能です。ご購入のゴム印を保管するため、 扱いやすいゴム印ケースも用意しています。これらのゴム印を組み合わせて、自由に日付、ナンバーを捺印できます。

製品にナンバリングしたいのですが、ゴム印でできますか?

捺印のたびに1ずつ繰上げていく、ナンバリング機構を持ったローラーコーダー(捺印機)をご用意しております。4桁または6桁のナンバーを印字でき、文字サイズは10×5mm、6×4mmの2種類あります。マーキングロールの一部にナンバリング機構が組み込んであります。その他の部分を利用して、B・Cタイプのゴム印を併用して、固定文字を捺印することもできます。また、ロットナンバーなどには、一定数経過後や外部信号による繰り上がりができるタイプもあります。

会社のロゴを捺印できますか?

ロゴなどはゴム印(Cタイプ)を別注にて製作します。レーザープリンターにて製作しますので、どんな画像でもゴム印にすることができます。

何段にも捺印したいのですができますか?

タイプマガジンを使用するM・Tタイプの場合は、あらかじめ、多段捺印タイプのマーキングロールを持つ機種をお買い求めください。タイプベースを使用するBタイプでは、タイプベース幅とゴム印高さに応じて、任意の多段印字が可能です。また、複数のマーキングロールでたくさんの情報を捺印する、という方法もあります。

長尺ものに、連続して捺印できますか?

長尺の一定部分に捺印するタイプもありますが、エンドレスに一定間隔をあけて印刷していくこともできます。シート、パイプなどは、製造ラインで直接エンドレス捺印していく方法が採用されています。木材、合板、金属板、プラスチックシート、発泡スチロール、プラスチックパイプ、と、どのようなものにも対応できますので、ご相談ください。

ケースの側面以外に捺印できますか?

上面に捺印するときは、側面用の取付け位置を変えて、上から捺印することになります。底面は捺印できませんので、天地を逆にして流し、捺印します。前面・後面には、それぞれ専用タイプがあります。条件によって、前面または後面と、側面を連続して捺印することも可能です。このタイプを2機用意して、同時に4面への捺印も可能になります。

段ボールケース以外にも捺印できますか?

段ボール箱以外では、プラスチック製品、一斗缶、ペール缶、木材、パイプなど、あらゆるものに捺印することができます。 吸収性のない材質の場合、段ボール箱と同じ浸透性のインクを使うことはできませんので、あらかじめ対象物をご指定の上、ご相談ください。

小さい箱や軽い箱でも大丈夫ですか?

通常のローラーコーダー(捺印機)では、捺印対象物との摩擦力で回転しますので、対象物にはある程度の大きさ、重さが必要です。通常の大きさ・重量を満たさない場合、以下の方法でトラブルを回避できますので、ご相談ください。小型軽量ケース用には、Mシリーズの機種があります。また、それ以上に小型・軽量の場合は、モーター駆動などの機種もあります。大きさは充分で軽量すぎる場合は、コンベヤ上で上面押さえを付けることで解決できる場合もあります。特に小さいパーツ類については、形状に合わせた特殊機をご使用ください。

PCコーダーの”PC”とは何を略したものですか?

パッキングケース(Packing Case)の略です。

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