技術情報
ITFコードの構造
ITF(Interleaved Two of Five)コードは、物流統一シンボルとして、ヨーロッパのEAN-DUNやアメリカのUCC-SCSと互換性を持っています。
コードはJANコードをベースにし、その前に1~2桁の物流識別コードを付加しています。
ITFコードには、次の3種があります。
「JANコード」+「識別コード1桁」の全14桁(ITF-14)
「JANコード」+「識別コード2桁」+「偶数桁にするため「0」を先頭につける」の全16桁(ITF-16)
さらに重量などを表示するため、5桁の数値とチェックキャラクタの6桁を追加したアドオンバージョン
■ キャラクタ |
---|
★数字(0~9)のみを表示します。 |
■ 2値レベル |
---|
★細バー、太バーと細スペース、太スペースの組み合わせです。 ★5本のバーと5本のスペースの組み合わせで、数字2桁を表します。 ★このとき、バー5本で一つの数字、スペース5本で一つの数字を表します。 ★5本のバーまたはスペースのうち、2本が太いので「2of5」の名があります。 |
■ 連続コード |
---|
★5本のバーと5本のスペースの組み合わせで一つのシンボルのため、連続して表示でき、シンボル間の間隔を必要としません。 ★主に段ボール箱などに直接印刷されるため、印圧を揃えるために外周にベアラーバーという黒枠を使うことができます。 ★左端にはスタートコード、右端にはストップコードを表示します。 ★チェックキャラクタはJANコードと同じ方法で、付け直します。 |
数字 | パターン | 数字 | パターン |
---|---|---|---|
BSBS | BSBS | ||
0 | 11221 | 1 | 21112 |
バーで「0」![]() |
|||
2 | 12112 | 3 | 22111 |
バーで「2」![]() |
|||
4 | 11212 | 5 | 21211 |
バーで「4」![]() |
|||
6 | 12211 | 7 | 11122 |
バーで「6」![]() |
|||
8 | 21121 | 9 | 12121 |
バーで「8」![]() |