技術情報
JANコードの構造
最も普及しているバーコードです。ヨーロッパのEAN規格の日本版ですが、アメリカで普及しているUPC規格とは互換性がありません。主な特徴は以下のとおりです。
■ キャラクタ |
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★数字(0~9)のみを表示します。 |
■ マルチレベル |
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★1~4モジュールの幅のバーとスペースをとります。2本のバーと2本のスペースで一つのシンボルを表します。 |
■ 連続コード |
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★白黒白黒(または黒白黒白)で一つのシンボルのため、連続して表示でき、シンボル間の間隔を必要としません。 ★センターバーに3本のバーと2本のスペースをとるため、左側では「白黒白黒」右側では「黒白黒白」という並びになります。 ★13桁の標準コードでは、センターバーの左右に6つづつのシンボルを配置します。 ★左側のシンボルの表現は奇数パリティ・偶数パリティと2種類あり、この2種の使い分けで最初の1桁目を表現し、合計13文字を表示します。 ☆桁の短縮コードでは、センターバーの左右に4つづつのシンボルを配置します。 ☆左側の4桁は奇数パリティ、右側の4桁は偶数パリティをとります。 |
数字 | 左側 | 右側 | 一桁目の数字を表現するパターン | ||
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奇数パリティ | 偶数パリティ | ||||
SBSB | SBSB | BSBS | 数字 | 1:奇数・2:偶数 | |
0 | 3211 |
1123 |
3211 |
0 | 111111 |
1 | 2221 |
1222 |
2221 |
1 | 110100 |
2 | 2122 |
2212 |
2122 |
2 | 110010 |
3 | 1411 |
1141 |
1411 |
3 | 110001 |
4 | 1132 |
2311 |
1132 |
4 | 101100 |
5 | 1231 |
1321 |
1231 |
5 | 100110 |
6 | 1114 |
4111 |
1114 |
6 | 100011 |
7 | 1312 |
2131 |
1312 |
7 | 101010 |
8 | 1213 |
3121 |
1213 |
8 | 101001 |
9 | 3112 |
2113 |
3112 |
9 | 100101 |