技術情報
インクジェットプリンター搭載の文字コード
このページでは弊社の連続式インクジェットプリンター「JET CCS」型に搭載されている文字コードについて説明します。JET CCSは中国市場投入を前提に開発された機種で、多言語対応仕様で設計されています。
画面表示
画面表示は日本語・中国語・英語の3つの言語に切り換えできます。どの言語を選んでも、JET CCSのすべての機能を使用することができます。
ソフトウェアで使用する文字コードを英語(ASCII)、日本語(Shift-JIS)、中国語(GB2312)に切り換えています。
メッセージの入力は以下のような方法です。
- 英語 キーボード(タッチパネル)からの直接入力
- 日本語 読みによる漢字・かな選択またはコードでの漢字検索
- 中国語 ピンインによる選択入力
文字印字
印字するメッセージはすべて2バイトコード系で保存されています。英数字もJIS X208の2バイトとして扱います。ASCIIの1バイト文字を使用しないため、日本語はJISコードをシフトコードなしで0x2121~0x7426 で使用します。
中国語はGB2312(EUC-CN)の0xA1A1~0xF7FEで扱いますので、2つの言語を全く干渉なしに併存させることができるようになっています。
メッセージの切り換えだけで、日本語、中国語の印字を切り換えられるというわけです。
特殊コード
JIS X208で使用していない0x7521~には日時・時間などの可変データを収録する特殊コード領域を設けています。保存されているメッセージのコードはそのままで、印字の際にそのコードが示している日付・時間などに相当するフォントを呼び出して印字します。
同様に、空き領域を利用して、ユーザーが文字を追加することができます。日本語・中国語の両方で、それぞれ192文字が追加可能です。
JET CCSにはフォント作成機能が標準装備されていますから、外部のパソコンや追加ソフトなどの必要なしに、自由に新しい文字や キャラクタを作成できます。
追加した文字・キャラクタは他の文字と同様、いつでも自由に使用できます。